15周年を迎えるにあたって
いつもありがとうございます。
当社は11月末で15期を終え、今月から16期に入りました。
同時に、12月3日で当社は15周年を迎えることになりました。
2008年の設立から今日まで走ってこれたのも 多くの皆様のお力添えあってのことと、心から感謝しております。
このコラムも久しぶりの投稿となってしまい、お恥ずかしい限りですが、
私は 引き続きご一緒させて頂いている各地の中小企業の会社と社員の皆さんの成長 実現のために共に奮闘する日々を送っております。
現在、一番長くご一緒している会社(以下A社)では、2012年から11年に渡る取組を継続しています。
現在 第3次中期経営戦略の取組を進めつつ、同時に、第4次中期経営戦略の策定を社長以下経営幹部の皆さんと共に行っています。
A社は取組当初、社員や現場を担うパート社員の退職に悩まされ、組織を安定させることができず、
社内のモチベーションも低い状況の中で、損益を向上させることも課題の克服もままならない状態が続き、本当に苦労しました。
しかし、2次中期経営戦略実施の途中から徐々に経営を成長の軌道に乗せて行くことができ始めました。
当初2012年当時 8億円程度だった売上は、3次中期経営戦略の最終年度である今期 20億円を超えるペースで走っています。
もはや11年前とは見違える会社に成長を遂げています
もちろん、今も課題も問題もあります。
ですが、当時と一番変わったことは、部長クラスのメンバーが自発的にコミュニケーションを取り、
グループリーダーを巻き込み、社内の意見を引き出し、メンバーと共に経営活動を進めていくことができるようになったことです。
いわゆる「心理的安全性」の高い組織になってきていると言えます。
「なんだ、そんなありきたりのことか」とお思いになる方もいるかもしれませんが、
この「心理的安全性」の高い組織を作っていくことは、簡単なことのようで難しく、奥も深く、大きな意義のあることです。
※「心理的安全性」については、また改めて詳解します。
人材の退職の連鎖が止まらず、仕事を取りたくても取ったら現場が回せなくなるし、
課題を潰そうにも、言い訳が先に立ち取り組みも停滞する、社内のギスギス・ギクシャク感も・・・。
こんな状態の会社がそうでなくなっていく、こうした成長の過程にともに関わる醍醐味はまさに経営コンサルタント冥利に尽きます。
さらに、実はこのA社、今まさに、来期スタートを目指した新人事制度の設計にも取り組んでいます。
えっ?10年以上もやってきて今頃?とお思いになるかもしれませんが、コレこそが、各々の会社のペースなのです。
人事制度は経営戦略を作って動かしたらできるだけ早く整備できるに越したことはないと思います。
でも、A社では、会社のベースを作るための取組・課題が満載で、結果としてこのタイミングになりました。
目的を明確にした人事制度は、制度の中身もさることながら、運用がとても大事になります。
その素地ができていない会社は、せっかく作った仕組みも宝の持ち腐れになることも少なくないのです。
従って、A社にとっての「人事制度設計」のタイミングはまさに今、と言うことになるのです。
盛りだくさんの取組を並行させながら、3次中計 最終年度の取組を、この会社は活力を持って進めています。
15周年という節目を迎えた弊社としては、引き続き、「業種」「エリア」「規模」「業績状況」を問わず、
どんな状況の会社であっても、今よりもっと成長したい会社の成長と社員の皆さんの成長を、
全力でリード・サポートしていきたいと考えています。