デスクトップパソコンを導入した理由も書かないままに・・・あっという間に数ヶ月が過ぎ去り、デスクトップパソコンのキータッチにもすっかり慣れて仕事をしている今日この頃です。いつの間にか夏も終わってしまいました。ゴメンナサイ。

5連休も終わりですね。お休みだった皆さんはゆっくりできましたか？お仕事だった皆さんはしっかり稼げましたでしょうか？
わたしは、仕事半分・休息半分といった感じでした。今夏は当初描いていたような休暇が諸事情もあってとれなかったこともあり、やむなく？この連休を使って出かけることにしました。報道されているようなまさに激しい渋滞をかいくぐりつつも巻き込まれ、疲労なしとはいきませんでしたが、久しぶりに少しリラックスしてきました。

疲労といえば、前回の続きですが・・・
デスクトップパソコンを導入したのは、実は「首」のためでした。
ノートパソコンに向かう姿勢が思いっきり首に負担をかけていることを本で知りました。
特にノートパソコンに四六時中向かう中で、ひどい疲れやだるさ、時にはめまいに似たような症状や手のしびれ等もあり苦しんでいた中、「慢性疲労は首で治せる」（松井孝嘉著）という本に出会い、いわゆる「首こり」という症状が様々な体の不調を引き起こす可能性が高いことを知りました。
人によって様々な症状もあり一概には言えないかもしれないとは思いますが、少なくともわたしにとっては目から鱗の内容でした。
首を突き出してあるいは目線を下に落としたままノートパソコンを覗き込む姿勢を長時間続けることが重たい頭（人間の頭はボーリングの球ほどの重たさ、なのだそうです）を支える首に大きな負担を強いて、その疲労や負担が蓄積していくことで様々な健康上の問題を引き起こす可能性が高いことを知りました。

そこで、7月頃から試しにわたしは以下のことを行っています。

・デスクでは、デスクトップパソコンを使用し、できるだけ正しい姿勢で目線を下げることなく画面が見られる姿勢を作って作業等を行う（この効果は覿面でした。出張や外出時等でノートパソコンを使用すると途端に疲労を感じるのは顕著です）
・パソコン作業では、15分に1回目線をいったん画面からそらし、肩や首を少しでも動かす（集中するとなかなか実行はできませんが、できるだけこまめに休憩やちょっとした伸び程度を行うようにしています）
・入浴では、必ず最低10分以上は「全身浴」で首までお湯につかり血行をよくすることを心がける（わたしは通常15分を目安にしています。10分と15分の時の血行改善感、リラックス感は違いがあるように感じます）
・移動中の乗り物の中で携帯メールや読書を行うときは、できるだけ目線の高さと同じ位置に携帯や本を持ってきて行うようにする（電車内等で、下を向いて携帯メールやゲームをしている人を見ると大丈夫かな・・・と余計な心配をしてしまう今日この頃です）
・コンサルティング先等で資料を見たりする際にも、できるだけ机に書類をおいて見続けることを避けて、時に書類を目線の高さ辺りまで手で持ち上げて読むようにする
・上記とセットで、会議やプロジェクトチーム等での検討会では、最大でも90分に1回は必ず休憩を取るようにする（理想は60分に1回）

要するに、できるだけ頭を下に下げたり目線を下に落として首に負担をかけずに過ごすことです。そして、首から肩を冷やさないように血行をよくすることも大事だと感じています。これだけでもそれなりの効果や変化を実感できると思いますので、よかったら試してみてください。わたしは、これに加え、低周波治療器具による治療を定期的に行っていて、少しずつですが凝り固まった「首こり」の症状が改善してきました。
ちなみにマッサージは以前からかなりのペースで行っていたのですが、わたしの場合は残念ながら大きな効果に至らずで、今はお休みしています。もちろんリラックス効果も含め効果のある部位もあると思いますので活用は効果的だと思いますが、特に首の周辺は筋肉が複雑に絡み合っているので整体や強いマッサージは行わない方がいいとありました（前著より）。

パソコンや携帯電話が本格的に急速に普及し、そして当たり前の道具として定着してきたのは、この10年くらいですよね。もしかしたら原因がわからずに、ひどい肩こりや冷えやめまい、手足のしびれ等で悩んでいる人も多いのではないかと思います。きっとまだまだこれから解明されていく現代病なのだと思います。

わたしは、2年前に書籍を執筆した際、仕事と執筆で相当の負荷を体にかけたのが「首こり」の始まりだったかもしれないと感じています。今も仕事柄、昼夜を問わずＰＣに向かうことや、集中してミーティングを行ったり、講義等でしゃべることも日常ですので、余計にこうした症状になりやすいのかなと自己分析しています。
でも、上記の方法を試して数ヶ月、手のしびれはなくなりましたし、めまい等も全くなくなりました。やはり気をつけてみるにこしたことはないように感じます。

便利な道具や環境とは、ほどほどにうまくつきあっていくことが大事なのですね。

そして、やはり健康第一です。休息もしっかりとりましょう！ね。