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春に思う

あっという間に3月も終わりに近づいていますね。
春とは思えないような寒さに震えたり、急に暖かく(というか暑く)なったりと、でもこんなことを繰り返しながら春は来るのですね。

 

春と言えば4月、皆さんの会社には、新卒の社員は入ってきますか?
昨今の非常に厳しい就職戦線の中、入社に期待と不安をふくらませている人たちにまずはエールを送りたいと思います。

 

私も今からちょうど20年前(今、数えて驚いているところです・・・)新入社員でした。
当時は、バブルのまっただ中で、会社選択も比較的容易だった時期でした。当時の私は個人的には多くの会社のOBと合わせていただき、いろいろな話を聞き、そして信託銀行への入社を決めました。でも、入社に当たっては、履歴書に書いたり面接で話す言葉は別として、特に人生を賭けるような目的も思いも目標もありませんでした。

 

漠然と高校生くらいまでは、普通のサラリーマンにはなりたくないという思いをもっていました。高校時代は都立高校で陸上部に所属し、学生時代は、体育会陸上競技部で大きな目的と目標を持って開けても暮れてもと言って良いくらいの陸上競技付けの生活を送りました。でも、陸上競技は学生時代で終了と決めていた私は、就職活動をするに当たっては、次の目的や目標も自分の中には何らないままに、ごく当たり前のように、高校時代まであんなに嫌がっていた、いわゆる「サラリーマン」になりました。

 

それから10年、でも自分なりに一生懸命働きました。特に営業は好きで、新規開拓も得意でしたし、既存顧客との関係強化や折衝もそして、泥臭い債権回収といった仕事も、自分なりにこなしていきました。でも、20歳代後半くらいから、自分自身の将来へのいろいろな疑問や不満や不透明感に悩み始めました。

 

そして、銀行員時代に培った「中堅・中小企業に関わる」という仕事にもっと深く関わってみたいという思いから、準備も半ばで30歳過ぎに、経営コンサルティングの業界へ転身しました。でも、最初はもちろん素人ですし、苦労の連続でした。でも、この仕事にどんどんのめり込んでいき、転身して半年くらいたった頃には、この仕事で必ず一人前になって少しでも多くの会社の成長に貢献したいという「目的」を持つことができました。そして、10年以内に必ず経営コンサルタントとして独立するという「目標」を立てました。そこには、私の今の仕事観に影響を与えていただいた大先輩の存在があったことも事実です。

 

最初は夢レベルでしたし、本当にそんなことが実現できるのか・・・とも思ったりもしましたが、それからの私は、その夢・目的・目標に向かって、とにかく必死に仕事をしました。自分の10年計画を立てて、その当面のゴールに向かって毎年、何をやる必要があるか、毎年の自分のテーマを設定し、考え、そして動いてきました。それは、まさに、新卒で会社に入社する前後には、全く忘れてしまっていた、でも、1600メートルリレーのメンバーとしてオリンピックに行きたいと本気で考え(全然無理でしたが・・・)、陸上競技に没頭していた学生時代の頃の感覚に近いものだったと今は実感しています。

 

その後のことは、このホームページをご覧頂いた通りです。多くの方々との出会いや貴重なアドバイスや助けを頂き、独立という私の目標は少しだけ早く約8年で実現しました。そして、少しでも多くの会社の成長に貢献したいという目的は引き続き持ちながら、日々「実感」のある生活を送っています。

 

以前、出版社の(株)税務研究会の就活サイトでのインタビューにお答えする形で、「目的や目標のない時期があっても良い」というメッセージを学生の皆さんに贈りました。

 

この言葉は、上記に書いたような、私自身のこれまでの実感であり、焦らず、でも限りある人生を自分自身がどう過ごすかという思いからきたものです。
今の学生の方々は、そんなことでは、とても狭き就職活動戦線を勝ち抜くことなんて出来ない・・・とお思いかもしれません。それでも、私は思います。目的や目標のない時期があっても良いのではないかと。人生を賭けて行う仕事や目的や目標は、そう簡単には見いだせなくて何らおかしいことはないと思うのです。
大切なことは、「いつか・・・」という思いは常に持ちつつ、今与えられた使命や仕事を精一杯行うことだと感じています、どこか他の人は違った考えや方法や努力は惜しまずに。
そして、そういう中から感じた自身の思いや疑問をごまかすことなく、自分と向き合い、きっかけを感じたら、時に大胆に、そして慎重に、前に進んでいくことがとても大事なことなのだと感じています。

 

4月1日に、これから、社会人としての第1幕に出る皆さん、どうぞ、思い切って前進してください。
そして、受け入れる側の会社の経営者・管理者・一般社員の皆さんは、こうした、「思い」をもって入社してくる新人社員の横に立って共に悩み考え、しっかりとリードしてあげてください。そして、その思いをしっかりと受け止めて、育成してください。

 

それこそが、皆さんの会社の次の成長につながっていくことを信じて。