• エムストリームについて
  • コンサルティングメニュー
  • エムストリームの強み
  • コンサルティングの流れ
  • コンサルティング事例
  • PROFILE
  • 会社概要
  • お問い合わせ
  • エムストリームについて
  • コンサルティングメニュー
  • エムストリームの強み
  • コンサルティングの流れ
  • コンサルティング事例
  • PROFILE
  • 会社概要
  • お問い合わせ

ブレないことの重要性

サッカーの南アフリカワールドカップが間近に迫っていますね。
最近の壮行試合等での度重なる敗戦やゲーム内容の悪さに加えて、リーダーである岡田監督の弱気な発言や行動等も物議を呼んだりで、暗雲立ちこめる・・・雰囲気となっていますが、皆さんはどう感じていますか?

 

私は、普段Jリーグはさほど熱心に観戦等はしませんが、元々、高校入学時に、陸上部に入るかサッカー部にはいるか悩んだくらいサッカー自体は好きですので、かねてから日本代表の試合は興味を持って可能な限りテレビ観戦しています。
個人的に大好きな選手は、もう何年も前から変わっていなくて、田中達也選手(浦和レッズ)と石川直宏選手(FC東京)です。この二人の得点感覚あふれる攻撃的なセンスや躍動感あふれるプレースタイルが好きで、ケガで戦列を離れていた際も、いつ復帰するのかと、気になっていました。今年に入ってせっかく復帰してきてクラブチームでも輝きを放っていた二人でしたが・・・結局、二人とも日本代表の最終選考には落選してしまいました。正直発表があったときは残念な気持ちでした。

 

でも、
もはや、23人も決まって、あとは、うまく本番に向けて調整してほしいと願うばかりです。
大一番の試合に向けた調整は、とても難しいものです。これまで積み重ねてきたチームのビジョンや4位入賞という目標、そのための基本方針、細かな戦略や戦術等を、試合に近づいてきたら、改めてしっかりと確認し、その基本線がぶれないようにしっかりと調整していってもらいたいと思っています。
でも、素人の私が見ていても、最近の代表のプレーは、今まで以上に攻撃へのつながりやもう十年以上課題として持ち続けてきた得点力向上に向けた攻撃へのスタイルやスタンスが徹底も克服もされていないように感じます。加えて、チームとしての基本スタイル自体に岡田監督の迷いが反映されていて、ちょっと心配な状況ですよね。

 

会社の経営も同じだと思います。

 

中期的なビジョン(将来のありたい姿)やビジョン実現の際の経営目標(数値的なゴール)やそこに到達するための基本戦略や基本課題を明確にし、それを事業や部門・個人まで確実にぶれることなく展開・実行していくことが会社の次の成長を実現していく上で不可欠です。

 

その際に重要なのが、

 

・中長期的な時間軸に沿った計画化と実行策の展開
・部門最適や個人最適に陥ることのない、全社の視点に基づいた戦略展開
・課題をただ過剰書き的に並べるのではなく、各々の重要度・優先度を十 分考慮して確実な実行に向けた計画化・組織化に落とし込んでいくこと
・管理者をはじめ社員の力の底上げを、モチベーション向上を、組織の力 にするためにシッカリ強化していくこと

 

そして・・・

 

・そのどれよりも・何より大事なのが、こうして設定・着手した戦略・計 画を「ブレを生じさせることなく」拙速になることなく我慢強くやりき っていく、経営者の考え方・行動と決意

 

だと思います。

 

経営革新において、思い描いた効果が一朝一夕にはなかなか見えないことはざらにありますし、一進一退的進捗に悩むことも当たり前のようにあります。
しかし、そうした、様々な試練や障害を粘り強く乗り越えつつ、当初の戦略から「ブレることなく」、信じて進んでいくことがとても大事なのです。
実際、環境の変化にさらされたとしても、多くの場合、慎重に検討された戦略や実行策は、そう簡単に変更を余儀なくされることは希(まれ)だと考えるべきと思います。
むしろ逆に、どんなことがあってもその当初設定した戦略を、経営者以下のメンバーでいかに共有して、共通目標に向かって「ブレずに」進んでいけるかが、成長・成功の鍵を握っていると言っても過言ではありません。

 

こうした、企業経営におけるマネジメントの重要定石が、今のサッカー日本代表にもそしてその組織の長(会社で言えば社長)である岡田監督にも今改めて求められているように感じます。

 

これまでの、岡田監督がとってきた戦略や戦術や組織編成が、良かったか悪かったかは、今更言ってもしょうがないことです。いずれであったとしても、予選を勝ち抜いてここまで来ている実績を持っている訳で、今は目標に向かって戦略的にも精神的にも「ブレることなく」、メンバーの気持ちを一つにしてやりきることだと感じます。

 

よく、「入試直前には新しい問題や難問はやるな」といいますよね。サッカー日本代表も同じことが言えるのではないかと思ってしまいます。ここまで来たら、がむしゃらな練習などはケガを悪化させたり疲労をためる以外何のメリットもないと思います。それより、今まで培ってきた戦い方のおさらいをシッカリ確認し、本当の意味での調整をしてほしいものです。門外漢の憂いではありますが、その憂いが現実となりませんように・・・。

 

その努力の結果が、どんなものであれ、是非、最後まで、決してあきらめることなく全力を尽くして前進してほしいと思います。

 

健闘を祈りたいですね!