「変わる」こと
先日、20代後半にお世話になっていた人と久しぶりに話をしていたら、「あなたは変わらないな~(外見ではありません、笑)」と言われました。
色んな思いを持って受け止めたのですが、ふと、「変わる」とは、どんなことなのか、考えました。
外見は歳を重ねて行けば残念ながら?必ず変わります。
内面も同様に・・・、例えば「歳を重ねて丸くなった」等というのも変化の一つですね(丸くなったから良くなったかどうかは別として・・・)。
自分の短所「弱み」を変えたい・克服したいと思う人も少なくないと思いますが、でも、変えていくのはなかなか難しいですよね。
会社にとっても「変わる」ことは根幹のテーマです。会社には、他社にマネのできない 自社ならではの「強み」(=独自性)、他社との違いをアピールできる「強み」(=差別性)が必ずあるものです(せっかくの宝を見いだせていない場合も多々ありますが)。一方、何としても克服していきたい「弱み」もあるでしょう。
「弱み」は時間がたてば克服できるというものではなく、上記の「強み」もうまく活かせないままに放置しておくと輝きを失ってしまうこともあります。また、昨日までの「強み」がある段階から「弱み」に転じてしまう等ということもあります。
つまり、どちらであっても「変わる」ことをどう理解し、どのように捉えて、仕掛けていくかがとても大事になります。
ご一緒している中小企業各社においては、そのために、まず、様々な側面でしっかりと現状分析をします。それを整理し、プロジェクトメンバーで共有した上で、見いだされた「強み」をどうやって伸ばしていったらいいか、「弱み」をどんな形で克服していくかを織り込みながら、今後の中期的な会社のあるべき姿を作っていきます。作ったらそれを確実に着実に実行し、そして、その結果や状況を振り返りながら前進していきます。
私の仕事は、
わかっていても、なかなか変わらない・変えられない会社の「今」を浮き彫りにしたり、あるいは、変えるべきところが何であるのか、そこをあぶり出し、気づいてもらい、会社と寄り添い・併走(先導・伴走)しながら共に考え、明日・将来の変化を共に創っていく・・・そんなことだったりします。
もちろん、会社が「変わっていく」のは簡単ではありません。
でも、強い思いや覚悟を持った経営者や社員の存在がその「変わる」ことの実現を大きく後押しするのです。
私は、年間を通して、関わっている各地の中小企業に伺い、会社の皆さんと「変わる」ことを共に考え、悩み、実行していく日々を送っています。
その合間を縫いながら、年間50~60日位は、中小企業大学校(各校)や自治体ほか様々な機関等で「変わる」ために必要な取組について研修という場で受講者の皆さん考える時間を持っています。
一昨日・昨日は、岡山県産業振興財団 主催の研修を2日間行ってきました。先月開催した「経営戦略の作り方」に続き、今回は「戦略を実現していくための人事制度の作り方」がテーマでした。
今月は、中小企業大学校 広島校でも「経営戦略・経営計画の作り方」講座で3日間の講義を行う予定です。
これからも引き続き、今よりももっと「変わる」「変わっていきたい」会社や社員の皆さんと共にチャレンジングに取組を行って行きたいと思っています。
そして、各所のセミナー等の場でお会いする皆さんとも一緒に考え、「よし、会社に戻ったらやってみよう!」といった「変化」のスタートラインに立つための「きっかけ」を与えられる存在でありたいと思っています。
今年もあっという間に折り返しましたね・・・。
後半戦も頑張っていきましょう!(^^)