「ありがとう」がもたらすもの
気がつけば、10月も終わり。今年もあと2ヶ月ですね。
9月はちょっと個人的に、健康の大切さを痛感する月となってしまいましたが、
おかげさまで、私は元気に過ごしております。ありがとうございます!
先日、夜の飛行機で広島から羽田に戻ってきたときの話です。
私と同じタイミングで飛行機を降りる外国人の紳士が、チーフパーサーさんに向かって「アリガトウゴザイマシタ」と言いながら降りていくのを見てハッとしました。
飛行機を降りる際、CAさんは、乗客である私たちに「ありがとうございました」「お気を付けて」等の言葉をかけてくれますよね。それに対して、乗客は、軽く会釈をしながら「どうも」と言ったり、でも何も言わずに足早に飛行機を降りて行く人も多いのではないかと思います。
私も、どちらかというと、会釈をしながらの「どうも」派ですが・・・。
だから、外国人乗客の少し片言の日本語での「アリガトウゴザイマシタ」は私にとってとても印象に残る言葉でした。
私たち日本人が海外に行くと、「Thank you 」を結構多用しますよね? でも、国内にいる日常生活ではどうでしょうか?
サービスを提供する側は、される側(顧客)に対して「ありがとうございます」と言いますが、される側が 「ありがとうございます」と言うことは少ないのではないでしょうか。
「お世話様でした」「ご苦労様でした」とか「どうも」とか「すみません」等々(方言は別として)。
日本でも海外でも感謝の気持ちを表す言葉は一つではないと思いますが、日本ではやはり「ありがとう」に勝る言葉はないですよね。
私は、様々な場所に伺った際に飲み物等を出していただく際は、「すみません」ではなく、必ず「ありがとうございます」とハッキリ言うようにしています。
でも、例えば、宅配便の人から荷物を受け取る際や、お店で買い物をした際等には、なんと言っているでしょうか。
そんな場面で「ありがとう」なんて言う必要もないし、そんなことを言わなければならない立場でない、等の壁をなくした、さりげない「どうもありがとう」の言葉があれば、私たちのコミュニケーションは、これまで以上により円滑に、気持ちの良いものに、そして穏やかで幸せな気持ちになれるのではないか・・・そんな気がした10月でした。
私も今まで以上に、感謝の気持ちを さりげなく、そして、しっかりと言葉に乗せて・・・。
皆さん、いつもありがとうございます。