懐かしさの中に・・・
先日、たまたま日中の時間がとれたこともあり、自宅からほど近いところにある銀行に行ってきました(私が経営コンサルタントに転身する前に勤務していた銀行です)。
そこの支店のY支店長が、私が20歳代後半の約3年間勤務していた静岡支店時代に同じ課で机を並べて一緒に仕事をしていた先輩(年次は私より数年上)であることを知って思い立って会いに行った次第でした。
特にアポイントを取ることもなく、昼下がりふらっと銀行のフロントで在店を確認すると、外出中であと15分ほどすると戻ってくる予定とのこと。支店内で少し待っていると、ちょっと驚いた様子で懐かしそうな笑顔を浮かべてY支店長がやってきました。
私自身が銀行を退職してから、かれこれ10数年以上の歳月がたちますし、そのYさんとはまさに静岡支店から私が先に異動して以来、約15年ぶりの再会でした。
以降、お互い写真付き年賀状の交換は毎年続けていますので・・・写真から伝わってくる雰囲気やお互いどこでどんな活動をしているかだけは(人づてに伝え聞くことも含めて)ある程度知っていましたが、実際は長い空白の時でした。
でも、久しぶりに会ったYさん(支店長)からは「40人近い支店のメンバーを率いる支店長「らしい」雰囲気を特別に感じることもなく(そこが私がYさんに当時から親しみを感じるところなのです)」15年もの空白の時間を感じることもなく、「外見も含めて(笑)変わらないなあ・・・」といった懐かしさに満ちた貴重な時間をもらいました。
気さくな物言い(お互い?)で暫し歓談の後、「近くですので、また改めて・・・」と支店を後にしました。
銀行時代の同期や若かりし頃にお世話になった上司(大先輩)等、気心の知れた人とは、ごくたまに会って食事をする機会等はありますが、銀行員は各地への転居を伴う異動も少なくないので、数年単位でなかなか会えなくなる人もいる中、今回のような再会のしかたは新鮮な感じでした。
かつて私がいた銀行は、この春2度目の大統合を経て、再び社名が変わりました。
普段の私は、「もし自分があのまま銀行員だったら・・・?」等と振り返ったり想像することも全くない・・・仕事内容はもとより組織の価値基準も職業観も全く異なる環境にいますが、かつてお世話になったこの銀行の人たちには、是非頑張って頂きたいなと心から思います。
もちろん、私も、自己のミッションを常に見据えて、私にしかできない仕事と正面から向きあって、引き続き、着実に大胆に・・・前進あるのみ、です。