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勝負への心意気

先週からロンドンでテニスのウィンブルドン選手権が行われていますね。

 

私は、元々特にテニスに興味があるわけではありませんが、24時過ぎ頃に仕事を終えテレビをつけたり、出張先でそろそろ寝ようかなと思うと、ちょうどNHKの放送時間に重なり、気が向いたらそのまま何気なく見ていた感じです。

 

今日(土曜日)の朝刊に、男子シングルス「フェデラー 決勝へ」の見出しを見て、「やはりこの人強いんだ・・・」と思いました。

 

先週末だったかと思いますが、フェデラー(スイス)の3回戦の試合をテレビで見ていたとき、彼の肩の力の抜けたリラックスしたプレーに驚かされました(フェデラーのプレーをこれまで見たことはありません)。テニスの選手は、ショットの瞬間に声を上げる(正確には息を吐いているのでしょうが)人も少なくないですよね。その瞬間に力を込めているんだなぁと思っていました。

 

ですが、私がテレビで見たフェデラーは、それほど気合いの入った打ち方にも見えず、何気なく、さりげなく打っているように見えて、よく足も動いていて、憎いほど微妙なコースへ打ち分けられたボールが飛んでいました。大きく感情を表すこともなく淡々と自分のプレーを進めている感じがして、でも、面白いようにラインギリギリに落ちるボールを見ていると、対戦相手の選手があまり強くないのかな?(3回戦ですから実際はそんなはずはありませんが)と思うほどでした。

 

フェデラーの名前くらいは知っていましたが、ウィンブルドン選手権で6度も優勝してるベテランの「芝の王者」で、でも最近は、限界説も囁かれていた等と知ったのは、恥ずかしながら今朝の話です・・・。今週行われてきた3回戦以降の彼の試合は全く見ていませんでしたし。

 

ただ、単純に、先週のその夜の試合映像を見て、この選手はこのままいったら 結構勝ち上がっていくのかな・・・、くらいに思っていました。

 

不思議ですよね。
やはり肩の力を抜いて、リラックスして、でも秘めた闘志とプライドをしっかりとボールに乗せて勝ち上がって来たのですね。どんなスポーツでもこうしたスタンスの大切さは同じなのだと思いましたし、スポーツ以外でも共通するものがあると感じました。

 

今回優勝すれば、最多優勝記録の7に並ぶらしいです。

 

明日行われる決勝戦は、今度は意識して見てみたくなりました。