経営改革考
土曜日の夜の新幹線は比較的空いています。関西から東京へ戻っています。
今日も怒涛の一日でした。再建、再生のサポートを託された新たなコンサルティング先で止血策も含めた経営改革のプロジェクトチームを3本立ち上げることにし、今日はその2つについてキックオフ・ミーティングを行いました。
朝8時から経営トップと打ち合わせを行い、そのまま9時から、つかの間のお昼休みを挟んで・・・17時過ぎまで。
キックオフ・ミーティングは、(昨年後半からインタビューを含めて)私の捉えてきた会社の現状分析結果等について率直に・忌憚なく話したり、取り組みの目的や考え方等を共有することに腐心するため、どうしても、私がお話しをすることが中心になってしまいます。
社長の決意表明もメンバーに響いたと思いますし、メンバーの皆さんは、緊張感の中に、前向きな思いと再生への期待感と不安が入り混じる、でも明るさのある雰囲気で、まずは上々の滑り出しと言っていいと思いました。
ただ、これからです。効果・成果を大小にかかわらず短期的にも引き出して行きたいことも含め、舵取は、いつも以上に難しいケースです。
しかし、改めて思います。
本質的に取り組むべき課題(真の病巣の発見とそれへの抜本的対応策)を見い出し、整理し、場当たり的な形でなく、大胆かつ細心のスタンスで成長(再建)のストーリーを組み立て、徹底して取り組んで行かないとならないことについては、見た目の損益が整っている会社も厳しい会社も同じなのです。
そして最後は「あたり前のことが当たり前に確実にやり切れるか」にかかっています。
私自身も、経営コンサルタントとしての心地よい緊張感(いい意味で)と共に、身の引き締まる思いを感じた一日でした。
先ほど品川駅で新幹線を降りました。
それにしても、寒い・・・。
東京、こんなに寒かったでしたっけ?