若かりし夏、今の夏
特に関東地方は、梅雨らしい梅雨もあまり感じることなく、早々に暑い夏に突入してしまいましたね。
既に昨年の猛暑を思わせるような暑さで、今日午前中に都内を車で走っていたら、インパネに映し出された車載の温度計が外気温を38度と掲示していました。昨年の最も暑い時期には41度と掲示されていたことを思い出し、まだ、そこまではいっていないのだな、と思う私は、すでに感覚がマヒしているのかもしれません。
屋外で日中に活動する方々は要注意ですね。都内は夜でも27度くらいはある状態ですから、夜も油断できませんし。皆さんもどうぞ気をつけてください。
この暑い中、神戸では、連日、陸上競技のアジア選手権が開催されています。陸上競技場のトラック上での体感温度は、公表される気温をはるかに上回る状態のはずです。間違いなく40度は超えているのでは・・・と思います。私が選手だった頃も、夏の暑さ対策等今ほど水分補給についての知識も未熟で整理されていなかった時代でしたので、今にして思えば、ベストなコンディション作りができていなかったことを思い出します。ただ、今の暑さは当時をはるかに上回るはずですから、選手の皆さんは大変だと思います。
この夏は、8月後半には韓国での世界選手権(世界陸上)も控えていますので、個人的には違った意味で暑い(熱い)夏です。
世界陸上といえば、私がまだ、社会人2~3年生の頃、銀行の支店(池袋)で中堅・中小企業向けの融資営業の仕事をしていた時のことを思い出します。
バブル崩壊後の当時は(池袋支店という融資企業が多いエリア特性もあったかもしれませんが)とにかく忙しく、終電で帰ることは当たり前で、23時くらいに支店を出ると、目の前にある池袋西口の駅前にある時計をぼーっと見て「今日は早いな・・・」と思ったような感じでした。毎日24時過ぎ位ですから、本当なら終業時刻に近い17時前位に「今日もようやく半分終わった、まだあと半分か・・・」と思ったものでした。
そんな中、海外で行われていた「世界陸上」が晩夏の夕暮れから連日テレビ放送されていて、私はテレビ中継を見たい気持ちを抑えつつ連日仕事をしていました。ただ、私の専門種目でもあった400メートルで、あの高野進さんがファイナリストを目指して頑張っているレースだけはどうしても見たくて、残業中に、ふらーっと「ちょっと休憩・休憩・・・」と言い聞かせながら、机を離れて、支店の上層階にある(当時)明かりの消えた食堂のテレビをつけて、食い入るようにレースを見ていました。
ものの10分そこらだったと思いますが。そこへ、たまたま、当時の上司(課長)が自動販売機のジュースを買いにやってきて、暗闇の中でテレビを見ている私を見て、にやにやしながら「何やってるんだよ?」と言って、でも、それ以上何も言わずに、食堂を出て行ったことを鮮明に覚えています(汗)。でも、デスクに戻ると、私がテレビを見ていたことは課の先輩たち(私は一番下っ端でしたので)には既に周知の事実で、適当に冷やかされつつ・・・。まあ、苦しくも楽しく、そして、がむしゃらに?仕事をしていた時代でした。
話は違いますが、サッカー女子日本代表(なでしこ)のドイツワールドカップにおける躍進も見逃せませんよね。
強豪ドイツを破って4強に入った彼女たちの、粘りと勝負強さに驚き、次の準決勝での活躍にもエールを送りたいです。
スポーツの世界では、当時の私と同じような世代の人たちが、まさに、第一線で国を代表して奮闘・活躍しています。当時の自分を振り返る私は、すっかり40代の中年ですが、今、そしてこれから「私にしかできない」「私なりの」奮闘・活躍をしたいと改めて思います。
暑さに負けず、頑張っていきましょう!