大切な時間の過ごし方
最近は移動も多く、少し慌ただしい毎日だなあ・・・と思っていたら、今週、連泊の出張先で鼻と喉にきてしまいました。軽い風邪という感じでしょうか。季節の変わり目もあるかも知れません。出張バッグに常備薬として入れている風邪薬やビタミン剤を飲みながら、しのぎつつ・・・。
出張の最終日の午後には、新たに経営コンサルティングの依頼を頂いた会社との打ち合わせを行った後、夜便で空路帰宅しました。
機内では、(時々思い立ったように鞄に入れて持ち出す)私にとっての「心の常備薬」本(リチャード・カールソン著の「小さいことにくよくよするな!②」)の頁をめくりながら、リラックスして過ごしていました。
何度も読んでいる本ですが、思えば、「気持ちを切り替えたい時」「なにか新たなことにチャレンジしたい時」や「最近ちょっと疲れているかなと思った時」に、鞄に入れて持ち出している感じがします。「~くよくよするな!②」も「~くよくよするな!①」も示唆に富んでいて共感することや再発見も多く面白いです。毎回読む度に心への響き方や響く箇所が違うのは、私の時々の心身の変化や状態の違いでもあるのかも知れません。
今回は、「子供が本当に欲しがっているものはなにか?」の項を読んで、「早く家に帰らなきゃ・・・」(笑)と思った次第でした。以下、少しだけ紹介しておきます。
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「あなたがどんな仕事をしていても、子供は両親の仕事がなんなのかにあまり関心がない。・・・(中略)・・・子供にとって大事なのは、親であるあなた自身が彼らと一緒に過ごす時間だ。子供が話すことにちゃんと耳を向け、無条件に愛してくれる、その時間なのだ。「人生で一番大切なのは子供」と口では言っても、実践するのはたやすくない。すべてに子供を優先することは難しいし・・・(中略)・・・
子育てというものは、その最中には永遠に続く闘いのように感じられるが、まったくそうではない。子供が巣立っていくまでの限られた時の中でともに過ごし、お互いの愛情と尊敬をはぐくむわずかな機会なのだ。・・・(中略)・・子供は親のお金や成功が欲しいのでもなければ、一生懸命働いていると繰り返し聞かされたいのでもない。子供は、親である私と一緒にいたいだけなのだ。」(後略)
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私が自室で夜机に向かっているとき、今春から中学生になった私の息子は、今も、寝る前には必ずと言っていいほど、ふらっと 私の部屋に入ってきて、少し話しをしていきます。その時の私の彼に対する接し方は・・・? 小学校低学年の娘も、同様に夜 私が机に向かっていると、時々「パパ一緒に寝ようよ」。私が娘の寝床の横に行くと、「何の話をして欲しい?」と学校での授業やトピックス等を選択肢付きで私に聞いてきます。何か親子逆のようにも感じますが(笑)。
私もできるだけ普段から子供たちへ声を掛けたり話を聞いたりするよう意識はしてるつもりではありますが・・・仕事の忙しさを理由に、子供たちの話を聞いているようでまだまだ十分に、真剣に聞いてあげられていない自分に気づき、反省することもしばしばです。
上記の本の一節を読んでなおさらその気持ちが高まりました・・・。
風邪なんて引いている場合ではないんです(笑)。私にとって大事な時間はたくさんありますが、帰路の機内はこうした子供たちと共にする時間の大切さや過ごし方を、改めて考えさせられる時間になりました。
親にとっての子供との接し方は、会社における、経営者や管理者が部下・メンバーと接する際の接し方とも確実に重なるところがある気がします。私は、よく、管理者や経営者の皆さんを前に、「管理者に必要な3つの力」として「声を掛ける力」「質問する力」「聞く力」とお話ししています。特に「聞く力」の実践には、スキルだけでないある意味での「愛情」や「忍耐」も含めた意識が必要です(このことは、また改めて書きます)。
ゴールデンウイーク、皆さんどのように過ごしますか?
まさに会社としてかき入れ時、3月決算の会社の総務・経理等のお仕事の方は決算の取りまとめ等、GW等関係なく仕事という方もいると思いますが、まとまったお休みをとれる方々は、どこかに出かけるのもよし、家でゆっくり家族や子供、または、両親などと話しをする時間を大事にしてみても良いかもしれませんね!
私は、6日(金)から土日も含めて再始動しますので、それまでの間は机に向かう時間にはできるだけメリハリをつけつつ、機内の誓いを忘れずに!大切に・・・時間を使いたいと思います。