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師走に思う

先日の土曜日、早朝、朝一番の飛行機に乗り、岡山県の備中高梁という町に日帰りで法事に行ってきました。

 

高梁市は岡山駅からJR伯備線で45分くらい走ったところにある古い城下町で周囲を山に囲まれた盆地です。同地には、私の両親の生家が今も現存していて、私はこの町の病院で生まれてから実際には住んだことはありませんが、幼少の頃は夏休みと冬休みは必ず遊びに行っていた懐かしい場所でもあります。
ただ、両親ももう長く東京に住んでいますし、最近は、まさに、法事でもないとこの高梁の町を訪れることもめっきりなくなりました。今回は、祖母等の23回忌~50回忌の法事で訪問することになったものです。

 

10数名集まった親戚ととともに、お寺の本堂で、慣れない正座で痺れる足をさすりながら、お経を聞きお焼香をして、一通り終了したとき、お寺の和尚(住職)がこう言いました。

 

「法事の目的・意味を知っていますか?」

 

法事には3つの目的があります、と。その3つの目的の話を聞いて、私は、普段忙しく慌ただしく過ぎている毎日を振り返るように、12月の寒さと共に心がリセットされる思いがしましたので、紹介しておきたいと思います。

 

法事の目的
①追慕:亡き人を偲び慕い追悼し、心より誠の供養を捧げる
②自覚:日頃の雑念をしばし忘れ、今日一日、自分自身のことを静かに顧みる時を持つ
③和合:ここに集う縁ある人びとと共に、お互いの健康を願いながら和をもって楽しい時を過ごす

 

上記にもあるように、和尚は、法事は、一つは文字通り「亡くなった人の追悼のため」もう一つは、「自分自身のため(その日一日は今の自分自身を静かに振り返る)」さらにもう一つは、「みんなのため(集まりあった人たちが健康であることを確かめ合い、縁や和を深める機会とするため)」とおっしゃっていました。とてもシンプルでわかりやすい話で心にスッと入ってきました。

 

眠い目をこすり早起きし、かなり疲れましたが。「岡山の田舎のこの町まで来て今日は良かった」と思いました。
私が学生時代に亡くなり20数年の時を経て遺影の中で微笑む祖母に会ったのは何年ぶりだったか、幼少期からこの田舎に来る度に話をしていた遺影の伯父にも久しぶりに会った気がしました。
当日は、ここ高梁に来るまで、羽田空港で両親と待ち合わせ(私の家族は都合があり帯同できませんでしたので)共に飛行機に乗り、機内では並び席でコーヒーを飲み、特に父とは短いフライト中ですが、ずっと話しをしていました。私は、普段から自宅が近いこともあり比較的両親とはよく顔を合わせ話もしていますが、改めて、いろいろな話をしながら移動を共にしたことも、ある意味大事な時間だったと思いました。お寺で再会した親戚の人たちもそれぞれの時間を過ごしてきた時の流れと雰囲気を感じました。

 

自分自身で言えば、出張でも家族旅行でもない、普段とは違う旅の中で、少し異なった感傷めいた感覚もあったかもしれません。両親より一足(一日)早く帰路についた私は、日帰りの疲れもあり、電車→空港までの連絡バス→飛行機の中でも睡魔とも闘っていましたが(笑)

 

12月の法事で、一年の締めくくりのような言葉に出会えたこと、そして、おかげさまで当社も11月末で2期目を終え、気がつけば、3期目に突入しています。

 

師走ですね。
引き続き、世の中は厳しい景気状況が続いていますが、今年一年を振り返りつつ、来年への自己の展望と更なる飛躍に向けた思いや決意を設定・確認したいですね。