音楽のある生活と、「C D」
最近、以前にも増して音楽に囲まれた生活を送っている気がします。
デスクで仕事中、仕事の移動の際の電車内、飛行機内、自ら運転する車の車内、そして、出張先のホテルの部屋で・・・いつも、気がつくと音楽が一緒です。例えば、飛行機の中では、離着陸時以外は携帯プレーヤーで好きな音楽を聴きながら、作成しておいた書類やテキストなどのチェックをしたり、手帳を広げてスケジュール検討をしたり、考え事をしたり、本を読んだり、睡眠をとったりと、過ごし方は時によって様々ですが、いつも音楽だけは一緒です。
特に、PC(パソコン)に保存してある音楽ファイルを特定のソフトのインストールなしにそのままドラッグ&ドロップするだけで簡単に取り込むことができるようになった新型のソニーのウォークマン(携帯音楽プレーヤー)を購入してから、一層、屋外での音楽率が高くなった気がします。
デスクでは、BOSEのPC用のアンプ付きのスピーカーをもう長く使っています。BOSEのスピーカーは本当に音がいいですよ。特に仕事中などで音量を絞って小さな音で聴いている時にそれを感じます。小さな音でも小さいなりにシッカリとクリアな音を届けてくれるのです。
日本の音楽からちょっと離れたいときや、ひたすらBGMとして流しっぱなしにして仕事に集中したいとき等は、PCで手軽に聴けるiTunes のラジオは便利ですよね。海外のFM局の放送が、ジャンル別に無料で簡単に聴けてとても気に入っています。昼は Country ジャンルから好きな放送局を選んで、そして夜に聴くときはJazz ジャンルの中からもっぱら、Bay Smooth Jazz を選んで聴いています。音楽もDJの雰囲気も気に入っています。
この前、朝の電車の中で、周りの乗客が何をしているか観察してみたところ、携帯電話を見ている人の人数と変わらないくらいイヤホンをして携帯音楽プレーヤーで音楽を聴いている人の多さに改めて驚きました。
携帯音楽プレーヤーは時代と共に進化し、今は、iPodがその代表格となっていますが、街中でどこでも音楽が楽しめるというコンセプトで1979年に登場した「ソニーのウォークマン」は、音楽に囲まれて生活が出来る生活スタイルや音楽をどこにでももって出歩けるというニーズ自体を創り出した画期的な商品だったんだな、と今更ながら、感心した次第でした。
顧客満足=(CS:Customer Satisfaction )は会社にとって大事な概念です。これは、顧客の求めるニーズへ「対応」し「満足」を引き出すという概念です。もちろん、この「CS」自体も十分に果たせている会社はまだまだ少ないと思いますから、この「CS」を追求することは今もこれからも企業にとって大事なことです。
でも、今や、顧客から求められることに「対応」しているだけで他社との差別化や独自性を打ち出していけるほど楽な時代ではなくなっています。つまり、「CS」だけでは足りないのです。
今も、そして今後、一層重要になってくる概念は、“顧客歓喜(顧客感動)”=(CD:Customer Delight )です。
この「CD」とは、「へーこんなものがあったんだ」「そうそう、こんなものが欲しかったんだよ」「こんなことまでしてくれるんだ!」といった、今まで顧客が思いもつかなかった、眠っていたニーズ自体を提供側が創り出す(そうした商品や製品やサービスを提供する)ことによって、驚きやある種の感動を顧客に提供し、顧客を惹きつけて離さない、こうした考え方です。
つまり、「顧客ニーズへの対応(CS)」→「顧客ニーズそのものの創造(CD)」です!
1970年代に登場した当時のソニーのウォークマンは、まさに、この「CD」のわかりやすい代表事例の一つと言えるでしょうね。また、上記に紹介した、私にとってのBOSEのスピーカーやiTunes で聴ける海外のFM放送も「CD」的なものといえます。
皆さんも、自社の自社ならではの「CD」に、是非取り組んでみてくださいね!
弊社も中小・中堅企業の、この究極のテーマ「CD」に向けた取組を戦略策定から実行に至るまで全面的にサポート・リードさせていただいています。
ご興味のある会社の経営者の皆さん、ご一緒に取り組んでみませんか(^^)!