アイディアは寝ながら考え、記憶は寝ている間に定着させよう!
今日は朝から昼過ぎまでバタバタと動き回っていましたが、その間、昨夜仕事をしながら聴いていた(流していた)「東野純直」の曲が頭を駆けめぐり離れませんでした。
皆さんは、前夜聴いた音楽や曲が、翌朝から昼くらいまで頭から離れない・・・なんてことはないですか?
私は音楽好きで(もっぱら聴くだけですが)移動中の電車内や飛行機の中、自室のデスク等で、よく音楽を聴いています。それにしても、最近は本当に音楽の扱いが便利になりましたよね。携帯式の音楽プレーヤーは、ハードディスクを得て何千曲もの音楽を常に手軽に運びできるようになりましたし、パソコンは、まるでCDの収納棚のようにいくらでも取り込んで編集自在で楽しめますしね。
ちなみに、私のノートパソコンには、50GBを超える音楽が詰まっています。従来は、これらの楽曲たちを全部入れると仕事のデータが入りきらないので、やむなく外付けハードディスクに分けて保存していましたが、昨年後半から使っているレッツノートW8(プレミアムエディション)はノートパソコンでも320GBの大容量ですので、取り込んだ音楽を全て持ち運ぶことができとても助かっています。
それはそうと、
前夜に聴いた音楽が翌朝になって頭にふと出てきて離れない現象は、実は、人間の脳の記憶のメカニズムを反映しているようです。就寝前に暗記をすると寝ている間に脳に定着すると言います。試験勉強等で夜中に勉強や暗記をしながらつい寝てしまった経験はありませんか?でも、翌朝意外と憶えていたりするのは、決して「ラッキーだった」だけではないのです。
私は意図的にこのメカニズムを使って仕事をすることがあります。
例えば、翌日、研修等の講義で教壇に立つときは、どんなに慣れている講義内容であっても、前夜に必ずテキストレジュメを一通り短時間でもザーッとおさらい的に見て流れを確認してから寝ます。また、夜「疲れてどうしても集中できない」「考えがなかなかまとまらない」「「アイディアがなかなか浮かばない」時は、そのことをしっかりと考えたり見たりした上で、途中にしてあえて寝てしまいます。
そして、翌朝少し早起きして再度向き合ってみるのです。すると、前夜おさらいした講義内容は頭にしっかり定着していますし、寝る前に考えたことに対しては思いの外いいアイディアが浮かんだり、解決できるスピードが早くなったりします。
以前、本で読みましたが、人間は寝ている間にも脳は働いていて、勝手に考えて(記憶もして)くれているのです(まさに睡眠学習です)。ですので、寝る前に記憶したり考えておくと、寝ている間もその続きが静かに落ち着いた脳の中で行われ、朝には記憶として定着していたりするのです。
実際、私は、朝起きて歯を磨いている時に、前夜に考えていたテーマの解決策やアイディアが突然浮かんで、歯ブラシをくわえたまま洗面所を飛び出して、急いでその辺の紙に書きまくる・・・なんてこともたまにあります。しかし、その時に書き残しておかないと、その一瞬にして出てきたアイディア等は後になって思い出すことができず忘れてしまうのです(書き残しておかなかったために忘れてしまった後悔も経験しました)。
これらのことは、純粋に朝は脳が活性化しているということとも深く関係していますので面白いです。
元来、私は夜型人間で、決して早起きが得意な方ではありません。でも、思い切って夜寝てしまい、朝に賭けてみることは時として大きな効果を生むことになるわけです。
皆さんもよかったら試してみてください。同じ睡眠時間でも早く寝ることは健康にも良いので、一石二鳥ですしね。
朝を含めた時間の活用法については、また、改めて書きたいと思います。